老夫婦から生前贈与のご相談をいただきました。
3人いる子供のうち、長男夫婦が近所に住んで面倒を見てくれているので、長男夫婦に自宅を生前贈与したいとのことでした。

生前贈与ではないく、遺言書作成のサポートをいたしました。
遺言書については、法務局保管制度を利用しました。

実子である長男への贈与については、相続時精算課税などの制度を使えば贈与税の負担なく名義変更が可能なのですが、長男の配偶者への贈与については、相当の贈与税が課されることが想定されました。
資産状況を伺うと、相続税については対策することで税額をゼロにできる見込みがありましたので、遺言をご提案しました。
遺言の内容を検討するにあたっては、自宅を相続しない他の2人の遺留分を侵害しないように配慮いたしました。

当初のご要望に沿いつつ、無駄な費用をかけずに相続の準備をすることができました。
財産面の整理ができて、気が楽になったと喜んでいただけました。